2. モービルアイの素晴らしい機能「車間警報」

モービルアイだけが持つ素晴らしい機能:車間秒数(コンマ秒数)の表示

(Japan21 COO 岸本 賢和 2019年4月13日 記)


モービルアイの5つの警報のうちで、個人的に最も好きなのが車間距離警報です。好きな理由は3つあります。

① 新車機能との差別化が出来る

② 精度の高さの証明となる

③ 事故予防効果が最も高い

① 新車機能との差別化

近年、新車の機能はどんどん充実してきており、モービルアイに近い機能も勿論出てきています。車線逸脱警報等はその最たるものかと思います。前方の車との車間距離に関しては、最新のものだと、3段階のバーで距離感を表示をする機能等がついてきています。

ただ将来的に、秒数表示をモービルアイと同様に、コンマ何秒まで表示、警報をし、運転時に自然と視線に入る位置に設置するか、というと恐らくその可能性は限りなく低いと考えています。

モービルアイは、危ない瞬間をお知らせするだけではなく、運転習慣そのものを変えることを目的として設計された製品です。だからこそ、シンプルなアイコン、自然と視界に入る位置への取付け、世界標準のシンプルな警報音、初期には多いと感じる人もいる、厳し目(道路交通法上はあるべき設定値です)の設定基準を採用しているのです。

モービルアイの車間警報は、時速30㎞以上で走行時に、2.5秒から表示を開始し、標準設定の場合、1.2秒で一度めの注意喚起の警報音を鳴らします。更に距離を近づけた場合、0.8秒からは「ピーン、ピーン」と警報音を繰り返し注意を促します。

最初のうちは0.8秒は勿論ですが、1.2秒の警報が鳴らない様に意識して運転をするようになります。その二つの警報を減少させる意識を持ちながら、徐々に2秒、2.5秒と、自然と安全な距離を保つようになっていくのが通常の経過です。

② 精度の高さの証明となる

皆さん、下記の動画をご覧頂いたことはありますか?非常に興味深い動画です。動画が流れ始めて6秒くらいで、ある危険な状況に陥ります。その際に、前方車両のブレーキランプと、モービルアイの「ピピピピ」という警報音、どちらが先か確認してみて頂きたいのです。

どちらでしたか? 驚きませんか?

ブレーキランプよりも、モービルアイの警報音の方が先に鳴っていましたよね。モービルアイは自社の速度、前方の車両の速度と距離を常に正確に把握しています。だからこそ、こちらの動画のように、前の車のドライバーが道路上の落下物に気づき、アクセルから足を離してブレーキを踏む、コンマ何秒の減速で、危険な距離に突入したことを感知し、警報を発することが出来たわけです。そのベースとなるのは、コンマ何秒の単位で正確に相手との車間を把握し続ける技術です。

今やモービルアイの画像解析技術は、多くの自動運転プロジェクトに使われていますし、2018年では1260万チップも新車向けに使用されています。世界の新車販売台数が1億台ですから、恐るべき数字ですよね。

カメラベースのセンサーに関しては、彼らと同等以上の精度を保てる企業はほとんど存在しないと言っても過言ではないと思います。

③ 事故予防効果が最も高い

実は、日本中の全ての車に、例えば衝突被害軽減ブレーキ、もしくはモービルアイのような警報が装着されたら、どれくらい事故が減るのか、という試算がなされています。

まず、微差ではありますが、軽傷~重症、全ての事故を含んだ事故低減予測の総数としては、車間距離警報が7万9458件と、最も効果が高いと試算されています。

もう一点、近年、新車にはかなりの比率で装着されている衝突被害軽減ブレーキですが、こちらの試算では、衝突被害軽減ブレーキを全て車に装着するよりも、「車間距離警報」と「前方衝突警報」の方が、防げる事故の総数が多くなっています。

衝突被害軽減ブレーキさえつけば問題ないだろうとお考えの管理者の方は、下記のようなデータもご確認頂きながら、モービルアイをお役立ていただく機会があればと思います。ご要望に応じて試乗も可能ございますので、是非モービルアイの警報をどうぞお気軽にご体感ください。

車間秒数に関しては、別のコラムで、もう一つ、面白いデータをご紹介します。

2019年4月13日